0-9studio Save 紹介映像『環境音を楽音として制御するMIDIキーボード楽器』公開

0-9studio Saveを紹介する映像『環境音を楽音として制御するするMIDIキーボード楽器』(英題 A music technology to regulate environmental sound as musical sound, a proposal of MIDI keyboard instrument)を公開しました。

書き起こし文:

 本プレゼンテーションでは表題のをご提案します。まず提案の背景として、「環境音源」(仮称)技術の課題を明らかにし、その対策として『0-9studio Save』をご紹介します。

 本提案の背景には、シアター設計に見られるとおり、音楽というものがしばしば舞台から聴衆へという一方向的な単一因果にもとづいてきた[”音楽家”と”聴衆”が分断されている]関係性があります。他方で様々な前衛芸術やインタラクティブアート、サウンドアート、マン・マシンインタフェース、なども作られてきました。しかし、そこで音楽的にインタラクティブなものを作ろうとすると、既存の電子音源を用いる限り、本質的に観客の音声成分をインタラクティブに反映する[作品や]インタフェース等を提供することが困難であるため、別途アコースティック楽器のように、環境音を楽音として制御する技術が求められます。こちらが環境音から変換された正弦波、鋸波、矩形波、三角波のオシレーターに近似する波形になり、[0-9studioが開発した]環境音源によるものとなります。特許も取得しております。

 しかし、このままだと環境音源を楽器として演奏するための手段がありませんので、今回 0-9studio Save をご提案します。0-9studio Saveは、キーボード、ノブスライダーを有し、ピアノのように演奏したり、シンセサイザーのような音作りをすることが可能になります。

 今後の展望としては、コンピューターミュージック的なアプローチで[自然の働きに基づく]アコースティック楽音を奏でる、楽器以外の様々な応用も検討しており、それを通じて「デジタル制御によるアコースティック楽器・インタフェース」を展開できればと思っております。

[0-9studio Saveによるリアルタイム音声制御]デモを行います。

※サウンドトラックは環境音源によるもので、多重録音は含まれません

予稿論文 https://conference.vrsj.org/ac2023/program/doc/2G-27.pdf

© 2023

上部へスクロール