皆さま、新年明けましておめでとうございます。
音楽制作スタジオとして0-9studioは、遡れば2009年から音楽技術の研究開発に、2017年から知的財産の取得管理に関わってきました。
さて本年2023年は、はやくも音声制御技術(JP6503121)の出願年(2018年)から5年目となります。特許の満了は20年後ですから、満了まであと15年ほど残されていると考えられます。しかし実際には、そうとらえない方が賢明だろうと感じているところです。むしろ今日、物事の推進には社会のうねりや後押しが必要と、改めて痛感している所存です。
例えば、音声制御技術(JP6503121)の推進においては、0-9studioは、個人、法人、国といった単位に基づくだけでなく、より大きいマクロな業界、国際、地域といった単位や、より小さいミクロな現在、身辺、聴覚、体験といった単位でも音楽を捉えなければならないかもしれません。加えて、短期的な成果を求めるだけでなく、長期的な成果も求めなければならないかもしれません。合理化や理論化に基礎付けられた活動や実践も、必要かもしれません。同世代に加えて、先人から学び習うことも必要かもしれません。総じて0-9studioは、”音楽・芸術・技術”をある組織としてとらえ、関係する様々な機能を活性化させ、又は新たな価値を示す活動をしなければならないだろうと思料しております。
音声制御技術(JP6503121)を応用する創作活動に関しては、改めて文化性や行動制御(分析・合成)による音声合成を念頭に置きながら、作曲家から聴衆へという一方向的な因果律に基づく音楽の生成だけではなく、双方向的な関係に基づく音楽の発現(創発)もできるだけ推進できればと考えています。もっとも、このような創作のさらなる発展は、0-9studio単独で為されるというより、むしろ0-9studioと皆さまとの共創や未来の世代によるものかもしれないとも思料しているところです。総じて0-9studioは、皆さまを映す鏡をとりあつかう鏡屋のように動けましたら幸いです。
広義の芸術は世界を救う。そのように予測しながら活動できればと思います。本年もご支援ご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。Happy New Year!!