リアルタイムの環境音を楽音等に変換。ライブ音楽パフォーマー『0-9save』を発表

「いつでも、どこでも、生演奏」を行う、パーソナルコンサートプレイヤー(個人向けの楽師)のような存在

あるリアルタイム環境の環境音を楽音等に変換して演奏するライブ音楽パフォーマー(ライブ音楽プレイヤー)『0-9save』を、第25回日本バーチャルリアリティ学会大会 (2020) の Open Virtual Exhibition (OVE) で発表しました(概念実証製品)。「いつでも、どこでも、生演奏」を行う、パーソナルコンサートプレイヤー(個人向けの楽師)のような存在です。Saveの原理となっている環境音制御技術を応用すれば、リアルタイムの環境を音源として利用しながら、その環境音を楽音、噪音、雑音、など意図する成分に近似する成分へ変換することができます。OVE は上記大会のメタバース(オンライン上のバーチャル空間)で開催された展示会場です。大会での0-9studioインタビューの抄録等は下記です。

メタバースでのインタビュー・PDF発表資料

従来技術は原理的に電子音源等(録音再生,アナログ生成音,デジタル生成音,等)であるのに対し,0-9saveは,環境を音源として利用し,生演奏を行う.その結果,演奏音には,人間行動等に起因する繊細な変動成分(ゆらぎ)等が含まれる.音声合成において,再現性を維持しつつ,複雑な変動成分等を含有するというもの.例えば,オシレーターとして利用することにより,温かみある生演奏的環境を,自由に音声合成して構成できる.環境が音源なので,環境デザインして作曲構成,その他文化応用する展望が開ける.

ライブストリーミング記録 (Youtube Live recording)
(概念実証映像)0-9save: アコースティック楽器のように生演奏するライブ音楽パフォーマー

参考情報

第25回日本バーチャルリアリティ学会大会Webサイト | https://conference.vrsj.org/ac2020/


2024/04/08 最終更新

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